長崎の平和公園といえばこの像を連想される方も多いでしょう。
長崎県出身の彫刻家、北村西望(せいぼう)氏の作品です。像の前には献花が絶えず、また修学旅行の学生らもたくさん訪れます。国内はもちろん、世界各国に在住する日本人の方々から集められた寄付によって昭和30年に完成しました。 |
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像の高さはおよそ10m。「ブロンズの裸体像」では世界最大といわれます。
目は原爆で亡くなられた7万数千の御霊の冥福を祈っています。右手は天に怒る原爆の恐ろしさを
指さし、左手は世界の平和を誓い、足は大地をしっかりと踏まえて人類の幸福を暗示し、神の愛と
仏の慈悲とを大きく表現したものといわれ、永遠の平和を祈る長崎市民の心の象徴です。
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平和の泉
原爆によって体内まで焼けただれ「水をください…」と言いながら亡くなっていった方々に水をささげて冥福を祈っています。
直径18m、噴水の高さは6mまであがります。噴水の形がカタカナのハの字ですが、平和のシンボル「鳩」が羽ばたく姿、また一名「鶴の港」とも呼ばれる長崎港をあらわしているともいわれます |
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